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普通切手を高く売るコツとは?

普通切手は郵便料金の納付を目的に発行される切手のことであり、私たちにとって最も身近な切手です。
以前は頻繁に手紙を送っていたけれど、メールやSNSを利用するようになってからは使う機会がなく大量に残っている…という方も多いのではないでしょうか。
そんな普通切手は、100面シート(額面1000円は20枚)の場合は金券ショップへ持ち込めばレート80~92%ほどで買い取ってもらえます。
これがバラだと一気にレートが下がって50~60%ほどになってしまうため、換金を考えているなら必ずシートで保管しておきましょう。
ちなみに、これは現代で使用されている普通切手の場合であって、明治~昭和初期(戦前)に発行された物や、印刷ミスなどのエラー切手の場合は金券ショップへ持ち込んでも買い取ってもらえません。
しかしこういった珍しい普通切手はコレクターの間でプレミアが付いており、台紙貼りや消印付きの物でも1枚5万円~10万円以上の価格が付くこともあります。
そのため、このような普通切手をお持ちの場合は密封されたケースに保管してから、一度鑑定ができる切手買取専門店で査定してもらうと良いでしょう。

普通切手の買取相場とは?

日常でよく使われる82円切手や62円切手の買取相場は、100面シートでレート90~92%となっています。
それ以外の額面でも、シートであれば大体80~88%と比較的高い金額になっていますが、これが20面以下やバラになると額面50円以上で60%~70%、50円以下で50%と一気に値下がってしまいます。
これは何故かと言うと、金券ショップに訪れる客の多くは請求書の発行などで大量に切手を必要としているためで、そういった客にはバラや枚数の少ない切手よりも、沢山使えるシートの方に需要があるからです。
では次に、金券ショップでは買い取ってもらえない明治~昭和の切手やエラー切手の買取相場についてですが、これらは一般的な普通切手と違い、状態の良し悪しで価値が大幅に変わるため、一概にこの価格と断言できません。
ですので、ここではあくまで美品の状態での買取相場をご紹介していきます。
例えば、日本で最初に発行された竜文切手の場合は48文・100文で2万円、200文で3万円、500文で4万円、4種セットだと20万円前後になることもあります。
また、この竜文切手は手彫りの版に手作業で製造していたため、バランスの悪い物や印刷エラーが度々出ており、そういった状態だと上記の価格よりも低くなったり、逆に1000万円以上もの価値になったりしますので、昔の切手は切手買取専門店へ持ち込むことをおすすめします。
ちなみに、古ければ何でも価値があるというわけではなく、普通切手で高価買取が期待できるのは1955年より前の物だけで、1956年以降に発行された物は価値が低いとされています。
なぜならこの頃は切手収集ブームによって発行数が多くなっており、そしてブームが過ぎ去ったと同時に価値も下がったからです。
ではブーム以降の普通切手には価値が無いのかと言うとそうでもなく、色抜けや目打ちミスなどのいわゆるエラー切手の場合であれば、1万円~500万円以上という思わぬ高価査定が出る可能性があります。
通常であれば使えないと思って郵便局で交換してしまいそうですが、コレクターにとってはエラーが強い物ほど価値が高くなりますので、もし自宅にエラー切手と思われる普通切手がある場合は、交換したり換金したりせずに、切手買取専門店で買い取ってもらうようにしましょう。

普通切手の豆知識

明治・大正・昭和初期の普通切手について

明治~昭和初期に発行された切手は現存している物が少なく、美品の状態だと1枚で平均数万円~数十万円、その中でも特に希少価値が高い物だと100万円以上もの価格で買い取りされることもあります。

明治時代の普通切手

竜文切手
郵便制度が始まった1871年(明治4年)に発行された、日本で最初の切手です。
江戸時代の通貨単位である「文」と、文字の左右にデザインされた竜、そしてまだ目打ちや裏糊が無いのが特徴です。
額面は4種類あり、縦書きで「銭四十八文」「銭百文」「銭二百文」「銭五百文」と表記されています。
この頃は職人が手彫りした版を用いて1枚ずつ手作業で製造していたため、エラーが度々起こっていました。
その中でも額面が逆さまに印刷されたものは特に価値が高く、10数年前に発見された五百文逆刷りエラーには一億数千万円もの値が付きました。

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竜銭切手
こちらは竜文切手の次に発行された切手です。
1871年(明治4年)5月10日に新通貨の「円」が導入されたため、翌年の1872年(明治5年)2月に単位を「銭」に変更して発行されました。
また、この切手から目打ちや裏糊が付いているのが特徴です。
竜銭切手は製造されていた期間が非常に短く、出回っている数も少ないため竜文切手よりも価値が高くなっています。

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桜切手
竜銭切手の後継として1872年7月に発行された切手で、四隅に桜の模様が描かれているのが特徴です。
コレクターに最も人気のある切手として有名で、種類が豊富なため相場は1,000円~100万円前後と幅広く、特に貴重な物だと1枚で1000万円以上の値が付くと言われています。

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鳥切手
国際郵便の開始に合わせて1875年(明治8年)に発行された4番目の切手です。
鳥の図柄と洋紙が使われているのが特徴で、支払いのミスや不正を防ぐために「イ」「ロ」「ハ」のカナ表記が導入されています。
額面は12銭、15銭、45銭の3種類で、額面とカナ表記の種類によって買取価格が上下します。
この切手が最後の手彫り切手となっており、また美品で現存しているものは少ないため総じて価値が高く、一番低いものでも30,000円ほどになります。

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小判切手
1876年~1892年にかけて発行されていた切手で、中央に小判型の図柄が描かれていることから小判切手と呼ばれています。
この切手から電胎法凸版印刷が導入され、それにより一気に大量印刷が可能となりました。
途中から額面が追加されて最終的には7種類になっているため、種類によって1,000円~30,000円と相場の幅は広くなっています。

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菊切手
1899年~1908年にかけて発行されていた切手で、中央に天皇家の紋章である菊が描かれているのが特徴です。
額面の数が多く、種類によって買取相場は1,000円~20,000円前後となります。
尚、大正時代には菊切手の偽造品が製造されたのですが、早期発見されたためにあまり市場には出回らず、逆に偽造品の方が高価になってしまったという珍しいケースです。

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旧高額切
1908年~1914年にかけて発行されていた切手で、中央に神功皇后の肖像が描かれているのが特徴です。
この頃から電信や電話が普及し始めたことにより、この切手は郵便で使用するためではなく、電話料金の支払いや加入登記のために発行された物です。
そのため、額面は5円・10円と当時では非常に高額なものでした。
また、高額であったためにあまり出回っておらず、現在ではプレミア切手として7万円~20万円前後の価値があります。

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大正時代の普通切手

田沢切手
1913年~1937年にかけて発行されていた切手で、ここから時代は大正へと移り変わります。
1913年から図柄が一般公募され、当時の逓信省(郵便や通信を管轄する中央官庁の旧称)技官だった田沢昌言氏の図柄が採用されたことにより、田沢切手の名称が付きました。
この頃は切手の偽造が問題となっていたため、印刷方法や紙質の改良が加えられており、大正白紙切手・旧大正毛紙切手・昭和白紙・平面版切手と種類が豊富に存在しています。そのため、買取相場も数百円~10万円と幅広いです。
冨士鹿切手
1922年~1937年にかけて発行されていた切手で、国外へ向けて富士山と鹿の図柄が採用されたことからこう呼ばれています。
こちらも偽造防止のために紙の種類が異なっており、希少な物だと80,000円前後の値が付いています。
震災切手
こちらは1923年9月1日に発生した関東大震災によって、逓信省や印刷工場が被災したために急遽発行された切手です。
目打ちや裏糊が無く、印刷も簡易的であることから当時の状況を窺い知ることができます。
そして震災から1年半後には製造が再開できるようになったため、震災切手はその役目を終えました。
そのため発行枚数は少なく、1枚4,000円~8,000円程の価値となっています。
新高額切手
1924年~1937年かけて発行されていた切手で、旧高額切手の原版が関東大震災によって焼失したことによって新たに発行されました。
旧高額切手と同じく額面は5円と10円、電話料金の支払いや加入登記のために発行されており、相場も10万円~20万円と同じぐらいの価格が付いています。
風景切手
1926年~1937年にかけて発行されていた切手で、風景をテーマにした最初の普通切手です。
富士山、名古屋城、日光東照宮陽明門の3種類があり、横向きにデザインされているのが特徴です。
大正最後の切手ですが額面によって価値が変わり、最高でも名古屋城の10銭2,000円前後とそこまで高くありません。

昭和初期の普通切手

第一次昭和切手
937年~1944年にかけて発行されていた普通切手で、ここから時代は激動の昭和へと突入します。
大東亜戦争が始まったことによって印刷は荒くなっており、東郷元帥や少年航空兵などの軍国主義的なデザインが多くなっています。
価値は安いものだと50円~1,000円ほどですが、希少なものだと10,000円ほどの値が付きます。
第二次昭和切手
1942年~1946年にかけて発行されていた切手で、日米開戦により「敵国降伏」と書かれたデザインが採用されるなど、戦時色が色濃く現れています。
また、戦争後期になると印刷状態が悪かったり、裏糊が無かったり、エラー切手が多く出回っていたりと当時の混乱や物資が不足していた状況が伺えます。
ちなみに軍国主義的、神道等の象徴に関係がある切手は昭和二十二年に逓信省より使用禁止を受け、追放切手となりました。

このように、70年以上前の古い切手には1枚で数万円~数十万円、さらには100万円以上の値打ちがある物も存在するのです。

自宅に長年眠っていた普通切手が、実はとんでもないお宝だった!なんてことも有り得ますので、安易に金券ショップやオークションに出す前に、まずはきちんと鑑定のできる切手買取専門店で査定をしてもらいましょう。