和歌山県のふるさと切手
1989年から販売されているふるさと切手は、最初は「地方切手」と呼ばれていました。しかし、切手収集家たちが「ふるさと切手」と呼んでいたため、ふるさと切手という呼び方が浸透して現在は正式名称になったのです。
そんなふるさと切手として販売されている「地方自治法施行60周年記念シリーズ」は、地方自治法施行から60周年の節目を記念して作られました。このシリーズの和歌山県の切手は、平成27年に82円切手として500万枚販売されています。シートは、伊都郡にある高野山の奥の院を背景に作られています。そして切手には、高野山の壇上伽藍、和歌山市にある和歌山城、西牟婁郡にある白良浜、東牟婁郡にある橋杭岩、同じく東牟婁郡にある那智の滝が描かれているのです。
その他には、平成4年に発行されたふるさと切手、「熊野古道」があります。熊野古道は、田辺から熊野本宮を繋ぐ中辺路、同じく田辺から海岸線沿いを那智・新宮へと繋ぐ大辺路、そして高野山から熊野本宮へ向かう小辺路が「熊野参詣道」として、なんと世界遺産に登録されているのです。そんな名所がふるさと切手に描かれ販売されました。
さらにふるさと切手には、1990年に販売された、「ふるさと都道府県の花シリーズ」というものもあります。このシリーズでは、和歌山県はウメの花がふるさとの花として描かれています。またこのシリーズは、47都道府県の花47種の切手が一つのシートになっている連刷シートも販売されました。
このほかにも和歌山県にちなんだふるさと切手は多く販売されています。
和歌山県で買えるオリジナルフレーム切手
オリジナルフレーム切手は、自分のお気に入りの写真やイラストを使って切手シートが作れるサービスです。大手企業が広告用として作成し販売することもあります。その中でも、「よしもと西梅田劇場オープン記念」切手が、和歌山市の和歌山中央局にて販売されました。
その他にも、田辺市、新宮市、那智勝浦町、白浜町、上富田町、すさみ町、古座川町、串本町、太地町、北山村にある全郵便局で「熊野那智大社 御創建一千七百年」が販売されています。
また2016年より放送されたNHKの連続テレビ小説「べっぴんさん」のオリジナルフレーム切手も和歌山中央局にて販売されました。
各メディアがオリジナルフレーム切手によってその作品や場所をアピールできる一つの手段になっているのです。