郵便局へ持って行って新しい切手やハガキに交換してもらうという手もありますが、交換には1枚につき5円（10円未満の場合は合計額の半額）の手数料がかかる上、返金や換金は行っていません。
仮に新しい切手と交換しても、一般家庭で手紙やゆうパックを出す頻度はそれほどないでしょうし、使い道があるかわからないものに手数料を払うのはもったいない気がします。
そして何より、古い切手の中には驚くほど希少価値が高いものも存在しますので、下手に交換するよりも売却した方が断然お得なのです。
では、切手を売りたい場合はどこへ持って行けばいいのか？
こちらでは、切手買取を行っているお店の比較とともに、高く売るコツをご紹介していきますので、是非参考にしてみてください。
奈良県内で不要な切手を売る場合、以下の4つが選択肢の候補として挙げられます。
奈良は、歴史の古い街であり、そこには数多くの国宝が残されています。仏像や歴史ある建造物、有名な塔などいろいろなものがあります。これらは奈良県の国宝たちが、切手のモチーフになっています。また、記念切手というわけではないので、1シートを購入しなくても1枚からの購入が可能です。奈良市や橿原市をはじめ、全国の郵便局で手に入ります。
奈良県奈良市の東大寺大仏殿の北北西にある正倉院には、奈良・平安時代の重要物品を納めていました。学校の教科書にも載ってあるので学んだことを覚えている人も多いことでしょう。この正倉院の宝物シリーズの切手があります。2014年にシリーズの第1弾が特殊切手として発売開始となりました。第一弾の切手に描かれている正倉院の宝物は、木画紫檀棊局（もくがしたんのききょく）・棊子（きし）、金銀平文琴（きんぎんひょうもんきん） 、瑠璃坏（るりのつき） 、墨絵弾弓（すみえのだんきゅう） 、 螺鈿紫檀五絃琵琶（らでんしたんのごげんびわ）です。
第2弾は2015年に発売されました。切手のデザインは、金銀鈿荘唐大刀（きんぎんでんかざりのからたち）、鳥毛立女屏風（とりげりつじょのびょうぶ）、平螺鈿背円鏡（へいらでんはいのえんきょう）、臈纈屏風（ろうけちのびょうぶ）、漆胡瓶（しっこへい）です。
第三弾は2016年に発売されました。切手のデザインは赤地鴛鴦唐草文錦大幡脚端飾（あかじおしどりからくさもんにしきのだいばんのきゃくたんかざり）、金銀花盤（きんぎんのかばん）、紫檀金鈿柄香炉（したんきんでんのえごうろ）、密陀彩絵箱（みつださいえのはこ）、 漆金薄絵盤（うるしきんぱくえのばん）です。教科書で見た正倉院の宝物たちを切手で見ることができる貴重な切手です。大変きれいな宝物たちに目を奪われることでしょう。
