政令指定都市・岡山
岡山県は、写真やイラストを自由にいれることのできる「オリジナルフレーム切手」で、岡山県内にある名所や建物をアピールしています。
オリジナルフレーム切手、「政令指定都市・岡山」は、岡山県岡山市が政令指定都市へと移動したことで、2009年に発行されました。背景には、岡山の街の写真が使われており、「政令指定都市・岡山の4区を写そう写真コンテスト」が行われた際の最優秀作品でもあります。切手にはそれぞれ名所が描かれています。1つめは、「納涼花火大会」と岡山市にある「岡山城」の見事な組み合わせでできた風景、2つめは、「雪の日の春開き」という作品が描かれています。3つめには、日本三大奇祭にもなっている「西大寺会陽」、4つめには倉敷市にある児島地域からの夕日の絶景が描かれています。そして5つめには、神社で獅子舞が元気に踊っている姿、6つめには、中区にある「龍ノ口グリーンシャワー公園」が描かれています。さらに7つめ、岡山市の児島地域から見ることのできる海の絶景、最後に5つめは、岡山勝田郡にある「おかやまファーマーズマーケット」と「サウスヴィレッジ」が描かれています。
このオリジナルフレーム切手は5000部発行され、岡山市内の全郵便局にて販売されました。
漆黒の天守 岡山城
2012年、「漆黒の天守 岡山城」がオリジナルフレーム切手として販売されました。岡山城は、岡山県岡山市にある城で、国指定の史跡にもなっています。岡山城の歴史は戦国時代までさかのぼります。備前の東部から美作、備中東部にまで勢力を伸ばしていった宇喜多氏が本拠としたことが始まりでした。それ以降、小早川氏、池田氏によって整備と拡張が行われたのです。しかし、明治時代に御殿と櫓、門を取り壊されました。さらに第二次世界大戦のときは、空襲のために天守と石山門を焼失してしまったのです。現在、2つの櫓、本丸近くの石垣、内堀が残っています。そして戦後に、天守、不明門、廊下門、六十一雁木門・塀の一部が再建されました。また現在もある月見櫓と西之丸西手櫓は、国の重要文化財にも指定されています。