郵便局へ持って行って新しい切手やハガキに交換してもらうという手もありますが、交換には1枚につき5円（10円未満の場合は合計額の半額）の手数料がかかる上、返金や換金は行っていません。
仮に新しい切手と交換しても、一般家庭で手紙やゆうパックを出す頻度はそれほどないでしょうし、使い道があるかわからないものに手数料を払うのはもったいない気がします。
そして何より、古い切手の中には驚くほど希少価値が高いものも存在しますので、下手に交換するよりも売却した方が断然お得なのです。
では、切手を売りたい場合はどこへ持って行けばいいのか？
こちらでは、切手買取を行っているお店の比較とともに、高く売るコツをご紹介していきますので、是非参考にしてみてください。
沖縄県内で不要な切手を売る場合、以下の4つが選択肢の候補として挙げられます。
沖縄は日本に返還される前には琉球と呼ばれていました。この琉球政府時代には、日本の統治下ではなくアメリカの統治下でした。沖縄は戦後1945年からアメリカの支配下のもとに置かれていて、1972年に日本に返還されるまで、琉球切手という物を使用していました。琉球切手の最初は1948年発行で、今の沖縄市や那覇市をはじめとする郵便局で購入ができました。その後多くの切手が発行されていきました。琉球切手に種類は多く、普通切手、記念切手など259種類もの切手が発行されたのです。本土復帰の際に発行されたのが「マリュードの滝」の切手ですが、これは切手として使われずにドルと円の通貨切り替え証明書の証紙として使われました。今でも現存しているものはほとんどなく、見つかれば大変貴重なものです。
この切手のデザインは、沖縄を色濃く出しているもので、沖縄特有の動物や植物、伝統行事、工芸品、自然や文化などが描かれています。琉球切手は南の島らしく美しい色彩で作られています。見た目も大変色鮮やかな切手で、今でも高い人気があります。コレクターも多くいます。
沖縄が日本に返還されることになったときに、「最後の琉球切手」として発行されたのが、昭和47年4月20日に発行された「切手趣味週間」です。切手のデザインは「ソテツ」と「ユシビン」です。この当時のものは最終発行と刻印があります。これは世界的に見ても、大変珍しいものですから、今ではプレミアがついて、非常に高額な金額で取引がされています。同じ「ソテツ」と「ユシビン」がデザインされた切手が、復刻版的な扱いで1998年にふるさと切手として発行されています。こちらの新しいほうの切手は、現在でも沖縄県の沖縄市や那覇市をはじめとする各郵便局で買うことができます。
