年賀切手とは、年賀状に使用する目的で発行された切手のことです。
この切手は、年始の時期以外でも普通切手として使用可能ですが、マナーの面から考えると、年賀状以外には使わない方が無難かもしれません。
では、日本の年賀切手の歴史を少し見て行きましょう。
日本で初めて年賀切手が発行されたのは、1935年です。
その翌年に送る年賀状用に発売されたのですが、その切手に富士山が描かれた日本らしい図柄が採用されました。
年賀切手の図柄には、その年の干支が描かれているという特徴があるのですが、2018年の年賀切手には、戌を象った郷土玩具が採用されています。
また、近年では寄付金付お年玉付年賀切手も発行されています。
この切手を購入すると、そのうちの3円分を国民の福祉の増進を図る団体に寄付するこができます。さらにお年玉抽選もついているのもこの切手の特徴です。
年賀はがきや年賀切手と同時期に発売される、海外グリーティング切手が今、話題となっています。
海外グリーティング切手とは、通常の52円はがきを航空便で海外に送る場の差額分に充てる切手のことです。
52円はがきを海外に送るとなると、郵便料金は70円ですので、海外グリーティング切手の額面は18円となります。
そのため、18円切手とも呼ばれています。
2017年度に販売された海外グリーティング切手には、おそばと親子丼の図柄が描かれており、海外の方でも日本の食文化だと連想しやすいデザインになっています。
また、年越しそば、酉年と年末年始も連想することができますね。
ちなみに、2015年度に販売された海外グリーティング切手は、お寿司とてんぷら、2016年度はラーメンとすき焼きの図柄でした。
実はこの切手、海外に年賀状を出す予定はないけど、そのかわいさについつい買ってしまった!という方が多くいらっしゃるようです。
主に収集を目的とされている方が多いようですが、宛先が日本国内の年賀はがきにおまけとして貼られる方もいらっしゃるようで、そのひと工夫がとてもかわいいですね。
古い年代の「お年玉記念シート」を見つけたら切手買取専門店へ
古い年代の年賀切手はコレクターにも人気で、バラでも高額査定されるケースが多くみられます。
また、「お年玉記念シート」も古い年代のものは高額査定される傾向にあります。
さらに景品ということで通常の年賀切手のように購入できないため、さらに希少価値が高くなることも。
年賀切手は年末に大量購入される場合が多いので、ひょっとするとお家のどこかで眠っているかもしれません。
もし見つけた場合は、切手の価値を正しく鑑定してくれる切手専門の買取店に持っていきましょう。
思いがけない臨時収入につながるかもしれませんよ。